大奥最凶の女は実話？お志摩は実在する？歴史で本当にあった話？
大奥最凶の女は実話？お志摩は実在する？歴史で本当にあった話？
沢尻エリカ主演のドラマ、大奥、最凶の女って実話なんでしょうか？
大奥と言えば歴史上の話をモチーフにした時代劇です。
本当にあった話なんでしょうか？
お美代は実在する
主役であるお美代は実在します。
一応、悪女扱いされていますね。理由は、将軍にねだって
寺を立てさせて、その寺の住職に自分の親類である僧の日啓
をつけさせたから。※日啓が実父ですが
「一応」悪女扱いと言うのは、これってこの時代にしたら
別に変じゃないよね？ってことだから。
もっと悪いヤツ悪いであろう可能性が高い人いっぱいいるよね。
ってこと。
なんでしょうやったことの規模が小さすぎて
やった行為も、規模も小さいのになぁーって感じです。
一応、彼女を大奥に入れた養父は絶大な権力を持ち
また、お美代の孫（男の子）を将軍にしてくれとおねだりした
ということもありますが
まず、養父が権力を持ったとありますが
当然ですね、出世したいから、大奥に美しい娘を入れたわけで
そもそも絶大な権力は将軍周辺に存在するから特に
お美代が悪女ってわけではありませんよね。
お美代の孫を将軍にしてくれとおねだりしたとありますが
これは、「そういう噂」なだけです。
そもそも、それは確実に無理なお話。
この当時、将軍徳川家斉には山ほど実の息子がいて
将軍候補として家柄や教育を調整されていますから
お美代の孫が候補になることは確実にありません。
それくらいはお美代だって理解していたでしょう。
できればラッキー？くらいだったかもしれませんね。
では、なぜ悪女扱いされてるか？
それは、お美代の時の将軍徳川家斉の派閥が
後に主流の派閥ではなくなるから。
派閥が変わると、自分達は正しく、前の派閥は
間違っているということを世に示すために
とかく、必要以上に粛清されるものです。
お美代が悪女扱いされるのも、そういう流れからです。
お寺の住職になれた日啓は逮捕されるのですが
逮捕された理由が、女性と関係を持ったから。
もちろん、表向きは僧侶は女性と関係があってはなりませんが
現実は、この時代にあっては・・・ねぇって話です。
現代で自分の奥さんを
かみさん、大黒さん、などという呼び方をするのは
表向きは結婚できない僧侶がそのごまかしとして
我が家には、神様、大黒様（財務の神様、ただし怒るとコワイ）
がいるだけで、女性、妻がいるわけではありませんよ
という言い訳の名残といわれたりしています。
そんなころですからね
日啓が逮捕された理由は、かなりいいがかりですね。
つまり、お美代が悪女扱いされる理由は
主流となった派閥による前派閥の粛清の一つということです。
お志摩は実在する？
お美代と禁断の関係になる、お志摩。
こちらは残念ながら、実在しません。
モデルやモデルとなりそうな出来事、事件などは同時代には
発生していません。
これは完全にドラマのためのエンターテイメントでは
ないでしょうか？
お美代を主役にすると、他のこれまでの大奥と比べると
ちょっと弱い＝悪女感が無い。
ですから、ずーーーーっと昔から言われている大奥は
女の帝国、ゆえにきっとあったに違いないと言われる
禁断の愛を入れてみたのではないでしょうか？
いあ、この時代って禁断じゃなかったかもしれませんけどね。
そもそも大奥が出来たのって
当時の将軍である徳川家光が全然女性に興味をしめさなくって
（男性には非常に興味を示したそうですが）
（物理的に）跡継ぎができなくって困った春日局が
なんとかできないか？と作った物が大奥の始まりですからね。
そもそも禁断の愛ですらないかもしれませんね。
