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アジルサルタンの添付文書の重大な副作用全文と投薬される患者

アジルサルタンの添付文書の重大な副作用全文と投薬される患者

アジルサルタンに新たな副作用があることがみつかり
添付文書に項目が追加されるとニュースになっていますね。

添付文書は、簡単に言えば、注意書きみたいな物ですね。
薬を買うと、パッケージの裏や、説明書みたいなのが
ついてきます。アレとイメージすれば良いかと思います。

 


アジルサルタンの場合、医者が処方する薬ですから
この、添付文書が詳しくなっているわけですな。
その添付文書には、項目があるわけです。
用量とか用法とか、効能とか。
その項目の中に、重大な副作用という項目があり
その項目に今回追加しなさいよ。となったわけです。


アジルサルタンの添付文書の重大な副作用全文


変更前の重大な副作用全文は以下。


重大な副作用
(いずれも頻度不明)

以下の副作用があらわれることがあるので注意すること。

(1)
血管浮腫:顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

(2)
ショック、失神、意識消失:ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので
観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
特に血液透析中、厳重な減塩療法中あるいは利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始するなど、
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。

(3)
急性腎不全:急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、
異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

(4)
カリウム血症:重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、
異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。

(5)
*肝機能障害:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

(6)
**横紋筋融解症:横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、
投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。

 



この全文に横紋筋融解症や劇症肝炎などが追加されるわけですね。


アジルサルタンを投薬される患者


副作用があるなんて、まぁー怖いわって話なんですけど
薬ですから、当然、特定の病気じゃないと処方されません。
アジルサルタンを投薬される可能性がある患者は
高血圧の患者に処方されます。

血圧が高いですねー、お薬出しておきます。
の時に処方される可能性があります。

アジルサルタンは降圧剤という血圧の上昇をおさえる薬な
わけですが、降圧剤は、アジルサルタンだけではありません。
ですから、高血圧だからといって必ずアジルサルタンを
処方されているわけではありませんから
高血圧で薬が出てるわ!まずいわ!とすぐ心配になる必要は
ありませんので、まずはご確認を。

ところで、降圧剤は複数存在するということで
ふと疑問が出てきませんか?なんで同じ効果の薬が複数存在
するんだろう?って。

お値段が違うから、薬の強さが違うからというのも理由なんですが
もう一つ、高血圧特有の理由があります。

それは、高血圧の患者は何か他の病気も患っている。
ということです。他の病気は糖尿病であったりその他
人それぞれなんですが
薬によっては、その病気で処方される薬とは
お互い悪い影響を与えてしまうという可能性があるわけです。
ですから
複数種類の降圧剤が存在して、患者が現在飲んでいる薬との
影響から処方される薬が変わってくるというわけです。



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